静かな館内(退職まで4699日)

4700日

 退職までのカウントダウン。100日の単位で新しい桁に入った。数字もそうだが、この世で過ごす時間が確実に1日ずつ減ってきていることを実感している。

 今、地元で有名な作家さんが館長を務めていた博物館に来ている。2ヶ月に1度ほどの頻度で、何度も訪れている。彼女は51歳で仏門に入ったそうだ。自分は52歳。昨年も感じたが、仏門に興味を持つ気持ちは共感できる年になった。

 死を受け入れる。その時が来るまで、やはりしっかりと自分の生を生ききろうと思う。誰に言われるからではなく、自分の望む生を生きたい。

 これまでの人生、いくつも失敗もしたが、不思議と穏やかな気持で現在を過ごせている。世間で言うお金持ちでもなく、多くの人々から慕われるような人生ではなかったが、それも自分らしくて良いかなと思える。自分の人生を穏やかに受け入れ、満足できている。

 岡本太郎氏は、幸福ではなく、歓喜(かんぎ)を求めるべきだと言ったという。これはこれでとても納得して共感もできた。もっともな話だとも思う。ただ、結局自分の生き方を決めるのはやはり自分。自分が納得できる生き方ができている今、間違いなく自分は幸せだと感じている。これまで過ごしてきた、選択してきたその結果が、今の自分。その自分を肯定できている自分は、やはり幸せだと再確認できた。

静かな館内

 現在5月19日(日)13:42。13時に入館し、14時から音楽コンサートが行われる。1時間館内で過ごして、ベンチに座って記事を書いている。好きな作家さんのコーナーで、仏教的な展示を見ながら生と死について静かに考えるひととき。とても気に入っている。

 何度も訪れているが、来るたびに印象が異なる。自分の気持や状況によって受ける印象は異なる。どこまで行っても、やはり自分の考え方で人生は変わるようだ。

 相田みつを記念館に行ったときも、「幸せは、いつも自分の心が決める」という作品に共感して心を動かされた。どんな状況でも、穏やかに多幸感を感じられる今の自分、これまでの生き方に満足しながら、14時からのロビーコンサートも楽しもうと思う。

その他

①体調

 連日の寝不足で、休日の今日は遅くまで寝ていた。午前中はゆっくり過ごせたため、身体の疲れは少しとれたようだ。ストレッチも欠かさずできている。続けたいと思う。

②確証バイアス

 大谷翔平、一時期、見ないようになったが、ドジャースで活躍しだした彼の関連動画をよく見るようになった。彼が調子を落としているときやスキャンダルが発覚したときは、意識して見ないようにしていた。これを確証バイアスと言うそうだが、確かに自分にもあることを、今あらためて確認できた。まあ、それでもいいと思っている。すべて否定するのでなく、ありのままの自分を受け入れていきたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です